体が固い 関節・椎間板

体の固さと関節・椎間板
体が固い子ども

最近、「子供なのに体が固くて…」と来院する患者さんが増えています。

本来、子どもは、体(関節)の歪みが少ないので体が柔らかく、それが成長とともにだんだん歪んでくることによって固くなっていきます。
ですから、歪みのある人は、年齢に関係なく体が硬く、逆に歪みのない人は、いつまでも柔らかい体を保てるのです。

体の柔軟性のポイントは、正しい関節椎間板です!

体の固さチェック!

体が固いと言っても、どのくらいまでが正常なのか、わからないですよね。
簡単なチェックをご紹介します。
どのくらい固いか、というのもちろんなのですが、左右差があるかどうかをしっかりチェックしてください。

①きちんと正座ができますか?

足首が固くてお尻が浮いてしまったり、正座がうまくできない子供も多いです。

 

②体の前に両足を合わせてみましょう

そもそもこの姿勢ができない子供も多いです。
後ろにコロンと倒れてしまったり、背中が丸くなってしまうのはアウトです。

 

③うつぶせに寝てください

上から見て、腕の角度、肩甲骨の位置をチェック!
前(頭の方)から見て、肩の形をチェック!

 


④バンザイしてください

両手が耳の横まで上がりますか?
手の長さが違って見えるのは、上がり方に違いがあるからです。

 

⑤壁ぎわに立ってください。

お尻と後頭部が壁に着くのが正しい姿勢です。
背中が着くのは猫背です。

 


体が固い子どもの悩み

  • 幼稚園で、みんなやわらかいのにうちの子だけ固い。
  • 開脚は出来るけど、前屈ができない。
  • 体が右側には曲がるのに、左側に曲がらない。
  • 内股、又は外股が気になる。
  • バレエやダンス、新体操でいくらストレッチをしてもやわらかくならない。
  • 柔道や空手で四股立ちが上手くできない。
  • スイミングでクロールやバタフライで腕が上手く上がらない。
  • サッカーなどで怪我をしやすい。
  • 足を伸ばして座れない。体育座りがつらい。
  • 正座が出来ない。
 
関節の柔軟性

体を動かす時は、必ず関節を曲げますね。
歩くとき、立ったり座ったりするとき、前屈する時、開脚する時、腕を大きく伸ばす時、必ず関節が動きます。関節がきちんと動かないと、柔軟な動きは出来ません。

体の柔軟性は、筋肉の問題だと考える方が多く、それはもちろんの事なのですが、筋肉は関節を守る役割があるので、関節が歪んでいると筋肉は硬くなります。
ですから、筋肉だけ柔らかくしても、関節が正常な動きができなければ体は柔らかくならないのです。
また、正しい関節であれば左右の筋肉がバランスよいのに、関節に歪みがあると、片方だけ緊張したり、逆に緩んだりして、歪みを一層助長します。

 

股関節と生理的湾曲

股関節は体の中で一番大きな関節であり、体の柔軟性に大きく関係します。

股関節は、生まれたときはまだ未熟で、成長とともに完成されていきます。
また、股関節の形成と並行して、体の生理的湾曲(S字カーブ)も作られていきます。

この二つが形成されることによって、立って歩けるようになるのですが、形成に不良があると、骨盤・関節の歪み、生理的湾曲(S字カーブ)の乱れが起こります。

本来は楽な姿勢である直立という形が、無理のあるものとなり、体の色々な部分に負担がかかってしまいます。
当然、関節にも負担がかかり、本来の動きが出来ず、可動性が狭くなるので、体の柔軟性もなくなってきます。

生理的湾曲が乱れると・・・

  • 猫背
  • ストレートネック
  • でっちり鳩胸
  • O脚、X脚
  • フラットバック(S字カーブが少ない)
  • 脊柱側湾症

このような体型の人は、みんな体が硬いです。

※子どもの生理的湾曲側湾症のページをご参照ください。

 

正しい股関節の形成

生理的湾曲の形成に大きく影響する股関節は、生まれた後に完成されますので、赤ちゃんの時にしっかりした股関節を作るように運動することが大切です。

股関節の形成に大切なポイント

  • 赤ちゃんの時に、無理に足を伸ばさない…赤ちゃんは足が開いているのが正常です。
  • オムツの当て方に注意する…三角オムツはダメ。
  • ハイハイをたくさんさせる
  • 歩行器は使わない…自分で体重を支えることが大切です。
  • 無理やり立たせない
  • 左右の太もものしわが同じか、動きに違いがないかを常にチェックする…先天性股関節脱臼などの異常は早期発見が大切です。

※ 先天性股関節脱臼のページをご参照下さい。

 

椎間板の役割

脊柱は、硬い骨が縦につながっているのですが、その骨一つ一つの間に、椎間板というクッションの役割をする組織があります。

椎間板はゴムのように柔らかく変形し、体を前にかがめたり、後ろにそらしたり、横に曲げたり、ねじったりと、いろいろな動きが出来るようになっています。

赤ちゃんの時はとてもやわらかく弾力性があるので、大きな動きができるのですが、大人になるにつれて、徐々に弾力性が減り、柔軟性がなくなってきます。

しかし、脊柱が正しくあり、椎間板にかかる負担が少なければ、椎間板の老化も少なく、体の柔軟性も保てるのです。

逆に、生理的湾曲が崩れ、椎間板に負担がかかると、若いうちから弾力がなくなり、体が硬くなります。ひどくなると、椎間板がつぶれて椎間板ヘルニアなどに移行することもあります。

椎間板について こちらのサイトもご参照下さい。

 

体をやわらかく保つ秘訣

  • 体の歪みをなおすこと。
  • いろいろな運動をし、体をまんべんなく良く動かすこと。
  • 無理に伸ばそうとしないこと。

    体をやわらかくしようと、無理にストレッチを行うと、筋肉は余計固くなります。ストレスに負けないようにと防御反応を起こすのです。筋肉を傷めてしまうこともあるので注意してください。

    ストレッチを行う時は、お風呂上りなどの筋肉が柔らかくなっているときに、痛くなる一歩手前で止めるように行いましょう。

    はずみをつけずにゆっくり行い、息は止めないように!

体が固いまま大人になると・・・

体が硬いということは、体に歪みがあるということですから、そのまま大きくなったら大変です。体の歪みから、様々な不調がでてきてしまいます。

〔猫背・ストレートネック〕

猫背の人は、肩が前側にすぼんでいるために、呼吸が浅く、呼吸器系に不調が出ることが多いです。
また、猫背の人は、ストレートネックになりやすく、肩こり、首痛、頭痛、めまい、耳鳴りなどを起こします。

〔側湾症〕

脊柱が横にねじれながら曲がってしまう病気です。特発性側湾症は、原因が不明で、成長とともに湾曲が進みます。
子どもの頃は、自覚症状が無いことが多いですが、だんだんと、腰痛や背中痛、首痛、股関節痛など、様々な不調が起こります。
※側湾症の原因は不明なのですが、側弯症で背骨が曲がると体の柔軟性がなくなってくるので、側湾症の発見の目安になります。

〔O脚、X脚〕

主に膝の関節に不調が出ることが多いです。
成長期には、オスグッド病を起こしやすくなります。(膝の成長痛)
O脚・X脚の人は、股関節に歪みがあるので、股関節、膝、足首、などの下半身のみでなく、肩・首・にも不調が出ます。

 

子どもの体は、まだまだ柔らかく、自己免疫力が高いので、当院の治療はとても効果があります。
正しい体を記憶させて、健康な大人になりましょう。



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